MEDiPlazaの役割に期待します「医療のIT化」。この言葉の背景には、医療機関におけるITを用いた経営効率化や、連携施設間を結ぶ地域ネットワークの構築、医療の質を確保するための標準化やEBMの推進など、様々な期待が込められています。医療の現場にはじめてコンピュータが導入されたのは1960年代のことです。最初は、医事会計の膨大な事務作業を効率化することが主な目的でした。その後、病院の経営管理ツールとして発展し、また、救急医療、地域医療などの分野にも導入されていきました。今日では、電子カルテシステムに代表されるように、診療そのものを直接支援するシステムへとフィールドを広げています。私は、医療のIT化の推進に長年努めてまいりましたが、今ようやく機が熟しつつあると言ってもよいと思います。このような時期、医療IT化の推進基地が東京に誕生しました。 電子カルテを中心とした病医院情報システムを一堂に展示し、自由に操作体験できる総合展示場「MEDiPlaza」が開設されたのです。この展示場で様々なソフトに触れることにより、ソフトについての知識が向上するとともに、医療のIT化がより身近に感じられることでしょう。実際に使ってみて便利だと感じることが第一歩です。この体験こそが、我が国における医療IT化の普及へとつながるといっても過言ではありません。医療のIT化推進へのアプローチは様々な方法があると思いますが、医療機関が実際に使用する各種ソフトを気軽に体験できるこのような展示場の存在意義は大きいと考えています。この展示場が、医療のIT化の一助になるよう私もご支援いたします。